理事長挨拶・所信

理事長挨拶

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては2021年の新春の門出を健やかにお迎えになられたことと謹んでお慶び申し上げます。

この度は、公益社団法人 舞鶴年会議所のホームページをご覧いただき、誠に有り難うございます。
また、平素より我々の活動に対し、ご支援ご協力を賜っておりますこと、厚く御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、日常生活や社会活動が大きく影響を受けました。
そのような困難の中でも、感染拡大防止に努めながら、前向きに社会活動を進められておられるすべての皆様、また医療従事者の皆様に対しまして、深く敬意を表します。

舞鶴青年会議所は、社会への奉仕、個人の修練、世界との友情を三大綱領として、舞鶴経済の健全な発展に貢献することを目的に、1956年(昭和31年)に日本で103番目の青年会議所としてこの舞鶴の地に誕生し、本年で65年目を迎えます。

「燦然と輝け~圧倒的主体性を持ち、社会に価値を創造しよう~」をスローガンに掲げ、私たちそれぞれが地域の明るい未来の実現に一助となるという強い責任感を持ち、組織レベルにおいても個人レベルにおいても地域に燦然と輝く希望の星となれるよう、力強く活動してまいります。
困難なときにこそ組織や人の真価が問われるものだと思います。この困難な環境を嘆くのではなく、前向きな変革を遂げていくための試練だと捉え、しっかりと前を向いて地域に開いた活動を進めていく所存です。

市民の皆様、行政、企業、各種団体の皆様の変わらぬご理解とご協力を賜ります様、どうか宜しくお願い申し上げます。そして2021年度が皆様にとりまして素晴らしい年になります事を心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

理事長所信

燦然と輝け
~圧倒的主体性を持ち、社会に価値を創造しよう~

【はじめに】

我が国の現状といえば超高齢社会、深刻な人手不足など課題が山積している状況ですが、さらに昨年より世界的な大流行を見せている新型コロナウイルスの影響により、社会は大混乱に陥りました。世界はこれまでの社会システム、経済システムがいかに脆弱なものであるかを痛感させられ、これまでの日常が当たり前のものではないという現実に直面しました。これまでの都市集中型社会のリスクが顕わになる中で、これからは都市集中型社会から、地域分散型の社会への移行が進むことが予想されます。また近年のICTの発展が、ますますその動きを加速させることでしょう。そしてますます地域の魅力が問われる時代が到来します。

まさに今、私たちは時代の大きな転換点にいると言っても過言ではありません。中央集権的な社会システムに依拠するのではなく、自分たちのまちは自分の手で創り出す、市民主導のまちづくりがますます必要とされる時代なのです。それを先導していくリーダーこそが、我々青年会議所ではないでしょうか。

「新日本の再建は、我々青年の仕事である」と、国際社会への復帰と戦後復興を成し遂げるために日本で最初の青年会議所は設立されました。今まさに、地域の明るい未来は我々の肩にかかっているのです。それほどの圧倒的主体性を我々一人ひとりが持ち、我々自身が地域の明るい未来に対し大きな希望を抱き、学び実践していくことが求められています。

そのような志高いメンバーが生き生きと躍動する中で、青年会議所が地域の人々の心に希望を与える存在となり、主体性を持って地域の課題に向き合う人々が増え、明るい豊かな社会の実現へ向かっていく。組織レベルにおいても、個人レベルにおいても、燦然と輝く希望の星である。そんな理想に向けてしっかりと歩みを進めていきましょう。

【誇りと自信を持ち共に活動できる仲間づくり】

青年会議所の若さと行動力は地域に前向きな変化を生み出す大きなエネルギーです。それも多くの会員とともに活動することでより大きな力を発揮することができます。会員の数を増やし組織の力を強くすることは、地域の明るい豊かな社会の実現に向けた責任とも言えます。それはまた会員一人ひとりにとっても刺激の創発につながり、より一層の成長機会にもつながります。会員拡大は社会のためでもあり、自分たちのためでもあるのです。また、共に活動する仲間を増やすために、まずはメンバーそれぞれが組織に誇りを持ち、自信をもって拡大をする環境づくりをしていくことが必要です。誇りを持って活動している姿は魅力的に映ります。自信を持って発した言葉は人の心を打ちます。さらに、満足度の向上を図る上では活動への周囲の理解も欠かせません。今年度、まずはメンバーそれぞれの満足度向上と周囲の理解度向上を図り、組織の基盤強化を行ったうえで会員拡大へと繋げてまいります。

【愛郷心と活力が溢れるまちづくり】

 地域の若者からは、このまちには何もない、という声をよく聞きます。かつての私もそう思ってこの地域を一度離れました。このまちには何もない、果たしてそうでしょうか。いざ帰郷して地域を見てみると、多様な歴史と文化が織りなすまちの風景、海山川を抱えた豊かな自然、それぞれの地域で生き生きと活動をするプレイヤーたち、とそれまでは気づいていなかった舞鶴の魅力に大いに気づくこととなりました。地域に目を向ける機会を作り、愛郷心を早い段階で育むことは、その人自身の人生を豊かにし、地域の活力の向上にもつながります。JCのもつ多様なプレイヤーとのパートナーシップを活かしながら、子どもたちの愛郷心を育み活力あるまちづくりを行ってまいりましょう。

【大きな使命感と共通のビジョンに燃えるひとづくり】

青年会議所は時代に先駆けた運動を行うことで、社会に新しい価値を生み出し、社会をよりよい方向に導くという大きな使命感を常に持ち続けています。大きな目標を達成するためには、組織に属するそれぞれが目指す方向性を深く理解し、共通の理念とビジョンを持って活動することが何よりも重要です。土台となる考え方、価値観がしっかりしていなければよりよい成果は生み出すことができません。我々は活動をより有意義にし、社会に新しい価値を生み出す運動を起こすため、今一度青年会議所の理念、ビジョンを学び直し、共通の理念を共有しましょう。圧倒的主体性を持ち、大きな使命感に燃えるJAYCEEの育成及び、お互いを理解し合い、助け合える組織づくりを行ってまいりましょう。

【地域に根差した活動を継続して行うための拠点づくり】

 「明るい豊かな社会」の創造を目指す私たち公益社団法人舞鶴青年会議所は地域社会の更なる発展を目指し、地域に根差した活動を継続して行っていく必要があります。そのためには、地域の人々や関係諸団体の方々と連携し、活動を運動へと昇華させ、外へ発信していくための拠点が必要です。我々はこのような運動拠点取得に向け、JC会館の取得に取り組んで参ります。

【創立65周年への取組み】

公益社団法人舞鶴青年会議所は1956年の創立以来、65年の長きに亘り、志を同じくし、共に活動する仲間たちは勿論、多くの市内各種団体や先輩方、そして各地青年会議所との関わりの中で、明るい豊かな社会の実現に向け、率先垂範の精神で全身全霊をもって活動を行って参りました。65周年という節目である本年度は、60周年に掲げられた「舞鶴スマイルプロジェクト」をしっかりと継承しながら、これを時代の流れと共に検証しつつ、更に活動を発展させるための取り組みを行ってまいります。

【おわりに】  「『青年』それはあらゆる価値の根源である。」青年が希望を抱き、生き生きと躍動する社会は明るい、私はそう信じてやみません。希望を胸に、燦然と輝く星であれ。2021年度、最高の一年にしましょう。