理事長挨拶・所信

理事長挨拶

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては2022年の初春を健やかにお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

平素より我々の活動に対し、ご支援ご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

昨年は公益社団法人舞鶴青年会議所創立65周年ということで、関係各所そして多くの方々のご協力をいただきまして、この新型コロナウイルスが広がる中ではありましたが、感染防止措置を講じながら、盛大にお祝いすることができました。感謝申し上げます。

舞鶴青年会議所は、1956年(昭和31年)に誕生し、本当に多くの先輩諸兄姉が紡いでこられた努力の中を突き進み、今がある団体であると感じております。そして、その長い歴史の中で、多くの子どもたちと関わり合い、現在があるのだと思います。私たち公益社団法人舞鶴青年会議所は、これからも舞鶴市民として、多くの方々と一緒に明るい豊かなまち舞鶴を創造すべく、JCの三信条を基に行動していく所存でございます。2022年度のスローガンは「変幻自在~私たちの自由な発想で、次代を切り拓こう~」を掲げさせていただきました。ものすごいスピードで変化する時代ですが、私たちの力で更に良い変化を起こすべく、2022年度会員メンバーと協力して躍動したいと思います。 結びにあたりまして、引き続き皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。2022年が皆様にとりまして素晴らしい年になります事を心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

理事長所信

変幻自在 ~私たちの自由な発想で、次代を切り拓こう~

【はじめに】
 新型コロナウイルス感染症が世界中を震撼させました。これから一体、世界は、日本はどうなってしまうのでしょうか。地域は疲弊し、人口減少や人手不足などの社会課題を持ち越したまま。『大変だ』と言いながら今を生きている私たちに明日はあるのでしょうか。そして地域は再びいつも通りの生活を取り戻すのでしょうか。

 私たちの生活は、何年も前から大きく変化してきました。いえ、多くの人々の知恵や技術、ネットワークを通じて非常に短いスパンで進化を繰り返してきました。新型コロナウイルスが大流行を見せる中、在宅ワークのような新たな働き方を考案し、新たな生活様式によって『未知のウイルスから自分と隣にいる人を守る』というスタイルを確立させました。私たちはいつも通りの生活に戻るのではなく、新しい生活に向かって進化しています。しっかりと時代に順応しています。

 私たち舞鶴青年会議所は、1956年から65年の長きに亘り、先輩諸兄姉の想いを受け継ぎながら、明るい豊かなまち舞鶴の創造を目指してJC運動・JC活動を行って参りました。そして今私たちが行うことは明確です。地域に根差して、地域に支えられてきた舞鶴青年会議所は、舞鶴という地域のために、現在に合った手法を取り入れてJC運動・JC活動を行うのです。私たちが持っている自由な発想で、組織を大事にし、学びを活かし、若者を育み、まちに活力を与える存在として明るい豊かなまち舞鶴を創造しましょう。

【共感できる仲間を増やす会員拡大】
 私たちが一生懸命にJC運動・JC活動を行うことができるのは、共感できる仲間がいるからです。一人の力と想いだけでは、最大の成果を得ることや目的を達成することはとても難しいでしょう。しかし、多くの仲間が集い、明るい豊かなまちをイメージし、お互いに共感し、行動すれば私たちが想定すらできなかった効果を生むことだってできます。私はそれが会員を拡大する最大の理由だと信じています。そして、それぞれが40歳の卒業を迎える頃には、『ずっと味方やからな』と言ってくれる仲間ができます。今の私にも、そんな仲間ができたことが嬉しくてたまりません。共感し、一緒に行動できる仲間を増やす会員拡大を実行しましょう。

【まちを知り未来を創る社会開発】
 本当に若者は舞鶴に愛着が無いのでしょうか。舞鶴はどこにでもある田舎なのでしょうか。私は一人でも多くの舞鶴に住まう若者に、いろいろな角度の舞鶴を感じてほしいと願います。学校の帰りによく買って帰ったお肉屋のコロッケ、新しいファッションが流行るたびに通った洋服店、いつも祭りの時になると子どもたちを優しく迎えてくれる近所のおじさん。舞鶴には文化や自然だけじゃなく、本当に沢山の魅力があります。私たちにも多くの素敵な思い出があるはずです。その思い出が舞鶴への愛着になっていると思います。思い出に残るような社会開発事業を展開し、素敵な舞鶴市を未来に伝えてくれる若者を育みましょう。

【現在を捉えて自分を変化させる会員研修】
 私たちは、明るい豊かなまち舞鶴を創るために次代を担うリーダーとしてJC運動・JC活動を実行しなければいけません。そして次代を担うためには、私たち自身が成長し続けなければなりません。私は、価値観や考え方が日々変化する中で、資質を向上させるだけでなく、新たな知識を取り入れ、他者の意見に耳を傾け、今までの自分の価値観や考え方を打ち壊していく必要があると考えます。舞鶴青年会議所には、その材料となる学びの場が沢山あります。そして、そんな環境を創ることだってできるのです。変えてはいけないこと、変えていいことをしっかりと選別し、自分の価値観を変える化学変化を起こす会員研修を実施しましょう。

【友情を深める会員ネットワークの構築】
 舞鶴青年会議所は、設立から現在に至るまでに多くの友情を育み、会員同士が協力しあって多くの事業を成功させてきました。その中で、会員同士のコミュニケーションが図られる手法は年々変化していると考えます。コミュニケーションを取ることは人とひととが支え合い生きていく中で必要なことです。私たち舞鶴青年会議所にとっても、同じ目的を共有し、想いを重ね合わせ、会員同士が共感し、行動を起こし、力強い組織として歩むことができると考えます。友情を深め、力強いネットワークを構築しましょう。

【運動拠点の取得】
 私たちの行うJC運動・JC活動が制限なく行えるように、さらに地域に開かれた舞鶴青年会議所の運動拠点として先輩諸兄姉から代々、調査・研究が行われ、JC会館として取得を目前としている状況にあります。私たちはこの運動拠点をしっかりと取得し、情熱をもってJC運動・JC活動に取り組みます。今年度、確実に展開の基盤を持ちましょう。

【おわりに】
 新型コロナウイルス感染症により、この数年間を本当にそれぞれが痛みに耐えながら過ごしたと思います。世界中、日本中、舞鶴市の中で大きな影響を被ったことでしょう。しかし、私たちは今を生きています。この状況に対応し続けています。今まで当たり前だった、『会って話をする』ということですら難しくなってしまいましたが、私たちは新たな生活様式で、次代を担うために行動を起こしましょう。スローガンにしている変幻自在とは不規則な変化ではなく、思うままに自由に起こすことができる変化です。私たちにはそれを可能にする自由な発想があります。手段・手法・手業、それらを選択する柔軟な頭もあります。自分たちで変化を起こし、自分自身が成長する1年を過ごして、一人ひとりが大好きな舞鶴を明るく照らしましょう。

公益社団法人舞鶴青年会議所

2022年度
基本理念・スローガン
変幻自在~私たちの自由な発想で、次代を切り拓こう~

基本方針・事業計画

1.共感できる仲間を増やす会員拡大

2.まちを知り未来を創る社会開発

3.現在を捉えて自分を変化させる会員研修

4.友情を深める会員ネットワークの構築

5.運動拠点の取得 6.公益社団法人日本青年会議所、近畿地区協議会、京都ブロック協議会への協力