理事長所信

2019年度 理事長所信

理事長 丸山 拓哉

躍 動

~感謝と覚悟を胸に、心躍る未来へ~

【はじめに】
 社会への奉仕(サービス)、個人の修練(トレーニング)、世界との友情(フレンドシッ プ)を三大綱領として、舞鶴経済の健全な発展に貢献することを目的に、1956年、舞 鶴青年会議所は設立されました。明るい豊かな社会の創造を目指し、次代の担い手として 大きな責任を自覚した舞鶴青年会議所会員は、英知と勇気と情熱を結集し、常に能動的に 運動を展開して参りました。 創立63年を迎える本年、平成の時代に終わりを告げ、新たな元号の時代が始まります。 交通・生活・通信の各種インフラは整備され、インターネットを開けば瞬時に世界と繋が り、家にいながらスマートフォンで当たり前のように買い物ができる便利な社会になりま した。一方で、日本は人口減少社会へ突入し、今後の人口は急勾配の下り坂を降りていく ことが予想され、経済・地域社会・財政への影響が懸念されています。その解決策として 人口減少の要素の一つともされている東京一極集中を是正し、日本全体を活気あるものに すべく地方創生が叫ばれています。 舞鶴市は豊かな自然に恵まれ、職と住が近く、ポテンシャルに溢れたまちです。このま ちで住み暮らす私達だからこそ、このまちが心豊かで住みやすく活気のあるまちであり続 けることを強く願います。そしてその願いを行動に移すことが必要です。活気のあるまち を創るのはそのまちに住まう人々の活力に溢れた行動です。新たな時代の幕が開ける今、 現代の社会を築き上げてこられた先人達、そして私たちを支えていただいている全ての 人々に感謝し、人々がわくわくした夢やきらきらした希望をもてる心が躍るような未来の 為に、覚悟を持って、仲間と共に力強く歩んでいきましょう。

【未来へ繋げる会員拡大】
 青年会議所の大きな特徴として会員の年齢制限があり、40歳に達したら必ず卒業しな ければなりません。この年齢制限ゆえに、青年会議所は常に若さと希望に溢れ、未来へ向 かって前進を続けることができます。自分が住み暮らすまちを想い、自らの成長を願う若 者を私達は常に求めています。会員の数は組織の力です。一人の一歩は一歩ですが、仲間 と歩む一歩は仲間の数の分だけ歩数を増やすことができます。多くの仲間が集い、同じ目 的に向かって切磋琢磨し、アクションをおこすことで、まちに対して大きなインパクトを 与えることができるのです。そしてそれがさらなる会員拡大へ繋がります。舞鶴青年会議 所の未来は私たちの会員拡大に向けた行動にかかっているといっても過言ではありません。 自分達に誇りと愛情を持ち、仲間と共に会員拡大に取り組みましょう。

【JC会館の取得】
 舞鶴青年会議所は長年に亘り、この舞鶴の地に於いて地域に根差した運動を展開する為 の運動拠点(JC会館)の取得に向けて調査・研究を重ね、来るべき時に備え資金の積み 立てを行って参りました。舞鶴の健全な発展を目指し運動を展開する発信拠点として、ま ちのため、人のために行動できる地域のリーダーの輩出基地として、時間的・空間的に制 約されることのない舞鶴青年会議所会員の活動拠点として、JC会館の取得が長年の悲願 でありました。そして、ついにその時が参りました。JC会館の取得は舞鶴青年会議所が これからもこの舞鶴の地で力強く活動をする為の宣言であります。これまで積み上げてこ られた先輩諸兄姉への感謝の気持ちを胸に刻み、これからの舞鶴青年会議所が永続的に発 展していく為の強力な仲間となるJC会館と共に新たな一歩を踏み出しましょう。

【子ども達を心豊かに育む社会開発】
 まちの未来の為には地域の宝である子ども達が心豊かに育まれなければなりません。核 家族化、少子化、夫婦共働き、電子メディアやインターネットの普及、個人志向の高まり、 遊ぶ場所の減少など、子ども達を取り巻く社会環境は変化し、子ども達が地域社会と関わ る機会が減少しています。人は人との関わりによって磨かれ、豊かな人間性が育まれるの ではないでしょうか。舞鶴には、歴史や自然、仕事や文化など多くの魅力が存在します。 そしてそれらを繋いできたのは地域の人々であり、まちを愛する想いです。まちや人に対 する想いを結集し、人とひと、人と地域が積極的に関わることで、まちを愛する心、未来 に希望を持って強く生きる力が育まれるのです。子ども達が学び育つ環境である家庭・学 校・地域の大人を巻き込み、舞鶴の子どもを舞鶴の大人みんなで心豊かに育みましょう。

【次代を切り拓くリーダーとなるための会員研修】
 まちをよくしたいと願うだけではまちはよくなりません。願いを実現する為の力(資質) が必要です。舞鶴青年会議所は、変革の能動者として個々の資質を上げるべく自ら厳しく 修練し、新しい社会をリードするにふさわしい多くのリーダーを輩出してきました。人の 資質がまちの資質に繋がります。これからの時代を生きる私たちにとって、物事の本質を 捉え未来を見据えたビジョンをつくる力、周りを巻き込み共感の輪を広げる力が必要です。 私達が信念と覚悟を持って前向きに挑戦し続けることで掴んだ資質は、いずれまちに還元 されます。多くの仲間と互いに切磋琢磨し、次代を切り拓くリーダーとなるために共に向 上心を持って前に進みましょう。

【おわりに】
 私達はまだまだ未熟です。だからこそ失敗を恐れずに常に挑戦者でいましょう。そして 挑戦する仲間を応援しましょう。成功を目指した行動こそが重要なのです。何もせずに批 判だけをすることは格好が悪い。未来がどうなるのかは誰にも分かりません。しかし未来 が誰の手に委ねられているのかは分かります。若者達の希望と情熱を持った志ある行動が 地域を、そして未来を創る大きなエネルギーになるのです。舞鶴青年会議所には、まちの ことを真剣に考え行動する仲間、切磋琢磨しお互いに成長することができる仲間、苦しい 時に支えあえる仲間がいます。一人の一歩よりも仲間と共に歩む一歩はより力強い。今、 この瞬間を大切に、感謝と覚悟を胸に、仲間と共に躍動しよう。私たちが突き進むその先 に心躍る未来があるのだから。



公益社団法人舞鶴青年会議所
2019年度

基本理念・スローガン

躍 動

~感謝と覚悟を胸に、心躍る未来へ~

基本方針

1.未来へ繋げる会員拡大
2.JC会館の取得
3.子ども達を心豊かに育む社会開発
4.次代を切り拓くリーダーとなるための会員研修
5.公益社団法人日本青年会議所、近畿地区協議会、京都ブロック
  協議会への協力